皆様、宇宙に散在する森羅万象も、その大小に関係なく、すべて一つの根から始まりました。堕落によってすべての関係が断絶され、人間が無知に陥ったために簡単に感知することができないだけであって、万物はもちろん、太陽までもその基準と形態の中で真の父母、真の家庭に侍って共鳴圏を形成し、ために生きる人生、すなわち、真の愛と真の血統権の世界で暮らしたいと思うのです。その世界こそ、死のない場所であり、教育が必要なく、始まりも終わりも必要ない所です。電気学でいう負荷のかからない水平の位置で、万物も人間と共に神様だけを中心として暮らす道理に従う世界、すなわち善の王国を形成し、永遠に太平聖代を享受しながら暮らしたいと思う、そのような世界です。
第2節 神様の摂理史観
天宙平和の王戴冠式
皆様はきょう、歴史上あとにも先にもない驚天動地の摂理歴史的大事件の現場に立っていらっしゃいます。天宙平和の王が、ついに栄光の即位をされる日です。皆様の目には見えませんが、今、皆様一人一人の頭上には、数千、数万人の善の祝福家庭の先祖たちが臨み、共にこの荘厳な瞬間を慶祝しているという事実を忘れないでください。天地万物も喜び、共に叫ぶハレルヤの賛美が、全天宙いっぱいに響き渡っています。皆様が本当にこの日の価値を知れば、到底このようにじっと座ってばかりいることはできないでしょう。全地球星(ぼし)を回り、喜びと歓喜と称賛の声を限りなく叫ぱずにはいられないでしょう。
皆様、二〇〇一年一月十三日は何の日だったか御存じですか。天が何よりも待ち望まれ、願ってこられた「神様王権即位式」の日でした。人類の真の父母としての印を押されて出発した先生が、名状し難い受難と茨の蕩減復帰路程をついに勝利し、完成した基盤の上で奉献した人類最大、最高の慶事でした。数万年の間、嘆息と恨で綴られた生を父母の心情で摂理してこられた神様に、ついに解放と釈放の日を奉献した日でした。神様を縦的な真の父母であり天宙の大王としてお迎えし、天国の旗を高々と翻し、新しい天の王権の出帆を天上天下に宣布した、実に摂理的な日でした。
それから三年、台風のように吹きつける天運の鍵を握り、一日を千年のように走って勝利した真の父母様の基台の上に、天はついに。二〇〇四年五月五日、「双合十勝日」を宣布しました。長き恨の歳月を過ごした先天時代を閉じ、この地に新天新地を創建できる後天開闢の時代を開いてくださったのです。この地球星を天のみ前に実体的に還元させるための歴史的大革命の出発でした。
真の父母と全人類が一つになって血と汗と涙で開拓した勝利の土台の上に、私は、去る二〇〇三年、エルサレムにおいてキリスト教、ユダヤ教、イスラームの推戴を受け、イエス様を万王の王として天上天下に宣布しました。それとともに、二〇〇四年には、私がアメリカと韓国の国会で平和の王として推戴されました。そして、二〇〇六年六月には、ついに「天宙平和の王戴冠式」を挙行するようになったのです。
きょう皆様は、実体的な「天宙平和の王の戴冠式」に参席し、天一国の国民として入籍できるという、実に途方もない天恩を受けています。数千、数万に及ぶ皆様の先祖たちも、この日の恩賜ゆえに、永遠に皆様に感謝するでしょう。
聖書を見れば、「まず神の国と神の義を求めよ!」とあります。きょう皆様は、ついに後天開闢時代の実体的主権となる「神の国」、すなわち天一国が創建される奇跡の中の奇跡を目撃していらっしゃいます。実に天は奥妙に役事されます。新千年の元旦に、既に天一国の地平を開いてくださっていたのです。しかし、皆様の生前に、このように夢のような天宙平和の王の即位の日が訪れるとは、誰が想像したでしょうか。
分捧王中心の摂理時代
人類は既に新しい時代圏である後天開闢の時代に入っています。平和の王として即位した私の命を受け、世界各地に派遣された分捧王たちを中心として天が役事され、この地に新天新地、すなわち天一国を完成させる時代です。
イエス様の前に洗礼ヨハネが責任を果たしていたならば、ユダヤ教とイスラエルの反対にあって十字架の道に追い立てられるイエス様にはならなかったはずです。洗礼ヨハネと共に、イエス様はイスラエル民族を導き、天が数千年にわたって準備してきたローマを平定し、治めることができるようになっていたはずです。そのような基盤さえ確保していたならば、イエス様は世界へ通じるローマの道を通して、世界全域に分捧王たちを派遣していたでしょう。彼らは平和の王となられたイエス様の代身者であり、天のみ旨を伝授された相続者としての分捧王の役割を果たし、この地球星に、国境がなく、垣根のない解放、釈放の平和王国、すなわち天一国を創建していたでしょう。
人類は、サタンの計略から脱け出すことができないまま、再び二千年間の蕩減復帰の道を歩んできた事実を、私たちはよく知っています。洗礼ヨハネ一人の失敗が、このように途方もない結果をもたらしたのです。天の摂理は、決して中断されても、放棄されてもいけないというのが天理です。ついにこの地、大韓民国が天の選択を受け、摂理を完成させる祖国となりました。真の父母様がこの地の精気を受けてお生まれになったからです。
私は、世界各国に分捧王たちを封ずる手続きを躍動的に進行させています。彼らは決して、洗礼ヨハネのような失敗を、二度と繰り返せない時代圏に入ってきています。十字架の道を歩まれ、忽然と去られたイエス様の時とは異なり、平和の王として天の印を受けた私は、必ずやこの地球星に神様の祖国光復を完成させなければならないからです。天が共にいらっしゃり、平和の王が中心軸として立ち、世界の津々浦々に派遣された子女たちと分捧王たちを導き、永遠の平和が定着する本然の理想天国を創建するのです。
人類歴史の発展過程
国際連合の創設趣旨に従い、世界平和を守るという崇高な志を抱き、朝鮮戦争において多大なる犠牲を払った国連軍と、アメリカをはじめとする十六カ国の参戦国に、み旨を中心として七千万の韓民族に代わり深甚なる感謝の心情をお伝えします。人類を罪悪から救い、御自身の創造理想を完成しようとされる神様の摂理的観点から見れば、朝鮮戦争は、単純な一国の戦争ではありませんでした。神様の摂理を完結するにおいて、決定的な役割を果たした歴史的な聖戦だったのです。私と韓半島を中心として繰り広げられた神様の深い摂理的内容を、ここで一つ一つすべて説明することはできません。したがって、きょうは、私が最近宣布した環太平洋を中心とする摂理的内容を皆様に紹介しようと思います。
人類歴史の発展史を深く観察してみれば、歴史の背後で、絶えず役事される天の意志と息遣いを、はっきりと感じるようになります。世界の四大河川地域を中心として第一歩を踏み出した人類の文明史を、一度振り返ってみてください。ナイル川を中心とするエジプト文明、チグリス・ユーフラテス川を中心とするメソポタミア文明、インダス川を中心とするインダス文明、黄河を中心とする黄河文明、これらを私たちはよく知っています。
その後、人類の文明史は、地中海圏に上陸し、ギリシャ半島のギリシャ、イタリア半島のローマのような、地中海の半島文化として、花を咲かせるようになります。歴史は、再び発展を繰り返しながらヨーロッパ大陸文明として定着するかと思われましたが、この大陸文化も、再び大西洋圏のイギリスで島嶼文明の花を咲かせる土台になります。しかし、四海を平定し、「その地に日が沈むことはない」と叫び、気勢を揚げていた大英帝国も、再びその華麗な文化のバトンをアメリカ大陸に譲り渡した事実を、私たちは歴史の中に目撃することができます。このように、アメリカ大陸に着陸した人類の文明史は、ついにキリスト教に根をおく民主主義の甲冑をまとい、宗教の自由と人権平等の旗印を掲げて闘い、第一、第二、第三次世界大戦を勝利することによって、無神論的悪主権の代名詞だった共産主義がひざまずくようになります。しかし、人類文明史の発展がここで終わるのではなく、またアメリカが偉大であるがゆえに、達成された結果でもありません。摂理的プログラムに合わせ、天はアメリカという国を第二イスラエルとして選び立て、中心宗教であるキリスト教を通してアメリカの国民を育て、訓練させ、この結実段階の摂理を成し遂げてきたのです。
皆様、問題は今からです。地球星を一周回ってきた人類文明史の発展は、ついに太平洋圏に到着しました。今や人類歴史は、環太平洋圏を中心として完成、完結すべき摂理的時点に到達したのです。この摂理的プログラムは、もはやいかなる力も妨げることができません。悪主権下で勝ち負けを繰り返していた先天時代の蕩減路程は、飛躍する環太平洋時代の足首をつかむことはできないのです。天が禧年を宣布された特別なみ旨が、正にここにあります。
神文明圏の構築
環太平洋時代の到来が意味するところは、実に大きなものです。人類のメシヤとして来られたイエス様が、み旨を成し遂げていたならば、世界はどのような姿に変わっていたと思いますか。イエス様は、全人類を救うために来られた救世主、メシヤだったのであって、地中海東方の片隅に位置するイスラエルだけを救うために来られた方ではなかったのです。その当時、人類文化は、既に地中海の中心であるローマを拠点として、四海を掌握し、治める準備ができていました。したがって、天は、イエス様がローマを教化して統治し、その強大なローマの力を借りて、世界人類を新しい神文明圏へと救ってあげることを期待していたのです。しかし、歴史は、あまりにも悲惨な十字架の惨刑で終わったイエス様の最期を記録しています。
神様は、数千年準備した基台の上に、ようやく御自身のひとり子であるイエス様をこの地に送られ、労心焦思(心を痛め気をもむこと)、一挙手一投足を見守っておられましたが、その神様の心情は、どのようなものだったでしょうか。人類の始祖として造ったアダムとエバが、堕落によってエデンの園から離れていった時よりも、もっと大きな凄絶で惨絶な、恨が骨身にしみる悲劇になってしまったのです。それから二千年、神様は、歴史の裏道で、人間には到底想像もできない受難の路程を歩まれたのですが、その過程を通して準備された第二イスラエル圏の国がアメリカです。キリスト教国として、新教と旧教が適切に配置されているアメリカは、旧教と新教を一日も早く和合・統一させ、イエス様の時代に成し遂げることができなかった、二十一世紀のローマの役割を完遂する使命を担っているのです。
六十五億の人類の和合と統一を開拓し、この地に平和理想世界を創建するにおいて、牽引車の役割を果たすべき摂理的次元の責任が、アメリカという国に背負わされています。これは、単に先生の言葉ではありません。天が、今日のアメリカに下された天命です。そうだとすれば、私たちは、どのように旧教と新教を一つにすることができるのでしょうか。神様は、既にその答えを、人類の真の父母として顕現された先生を通して送ってくださいました。それこそ神様の創造理想を完成する神文明圏の構築です。それは、真の愛の人生を実践躬行し、霊界の実相をはっきりと知り、モデル的理想家庭である真の家庭を探し立てなければならないという、天からの至上命令です
環太平洋圏を中心とした人類の未来
皆様、この地球星に現存する六十五億の人類の中で、五十億に近い人たちが、皆様の隣人であり、親戚である環太平洋圏の兄弟姉妹です。言い換えれば、私たち人類全員が根を同じくする蒙古斑同族圏の同族です。神様の平和理想を中心として、私たちが祝福を受けて一つの血統で団結すれば、できないことがどこにあるでしょうか。人類の未来は今、私たちの手にかかっているのです。
天の摂理は今、アメリカ大陸を経てイギリスと同じ立場である日本列島において島嶼文明の花を咲かせ、人類の救世主であり、再臨のメシヤとして顕現された真の父母の祖国、韓半島で結実すべき宿命的瞬間を迎えています。韓半島は、イエス様当時のローマと同じ立場に立ち、全世界の問題を解決しなければならない超宗教圏と超政治圏の紛争地域とみなされています。地政学的な次元から見ても、韓半島は今、世界平和を定着させることに、最も先鋭な対立地域として浮き彫りになっています。
人類文化が、韓半島を中心とする太平洋圏において、結実しなければならないというのは、神様の蕩減復帰原理のためです。朝鮮戦争の時には、有り難くも、アメリカを中心とする国連軍が動員されましたが、神様が願われる祖国と故郷を取り戻さなければならないみ旨を成し遂げることができず、途中下車することによって、物質の奪い合い、人の奪い合い、有神論と無神論の対立など、世界的次元の葛藤と紛争は、冷戦という名で継続してきました。このように、蕩減復帰するという目的が不明確になっていたため、今では私が創設した「天宙平和連合」の名で、祝福を受けた天の女性たちを中心として、より平和を愛し、奉仕し、犠牲になる「平和軍」と「平和警察」を再編成して教育し、先頭に立てました。これらは、神様を中心とする世界平和を具現する平和前衛隊として、神様の願いである平和理想世界を創建するようになるでしょう。
皆様は、よく知らないと思いますが、韓半島の核問題解決のために、現在進行している六カ国協議の背後を舵取りし、民主主義諸国と共産主義諸国を和解させ、その解決策を提示しているのも、先生が伝えた新しい天父主義の平和と和合の原則だという驚くべき事実を明らかにしたいと思います。この切迫した時点において、アメリカと国連の役割は、果たして何でしょうか。環太平洋圏の中心に位置しているアメリカのノーフォークとハワイは、大西洋と太平洋はもちろん、五大洋を代表しています。そのハワイとノーフォークは、東洋と西洋を結ぶ架け橋であり、南と北を連結する鎖です。韓半島は、アメリカ大陸を背負い、太平洋圏のすべての島嶼国を糾合し、環太平洋圏を保護する祖国になるのです。重ねて申し上げますが、それは正に、人類の未来が韓国と日本、そしてアメリカを中心とする環太平洋圏の保全にかかっているからです。
このような天のみ旨をよく知っていた私は、去る一九七〇年代から三十三年間、生涯の黄金期を、このアメリカを中心として世界平和のために精誠を尽くしました。そして、一九九一年には、冷戦時代に終止符を打つため、北朝鮮の全日成主席(当時)と会談に臨む深刻な瞬間にも、まずハワイに寄って精誠を捧げました。それを勝利した土台の上に、私は、再び韓国に戻り、神様の祖国と故郷を定着させる摂理を完成させつつあります。特に今年(二〇〇七年)は、摂理的禧年を迎え、再びアメリカを訪れることになり、その最初の経由地としてハワイに行くことになりました。
皆様、昨今の世界情勢を冷徹に分析してみてください。共産主義の仮而を脱いだといいますが、今も中国やロシアのような周辺の好戦的な強大国は、虎視眈々と力のない小さな島嶼国をねらっています。どの国家でも、小さな島嶼国としては、単独でこの強大国の政治、経済、軍事的攻勢にはかなわないでしょう。彼らがその気になれば、一日でも無血占領を敢行できる力をもっているのです。
環太平洋圏に安定と平和が定着するとき、人類の平和も保障されるでしょう。怒濤のごとく押し寄せてくる周辺の強大国の途方もない津波を、単独では阻止することができません。環太平洋圏のすべての島嶼国が一つに団結し、神様が願う神文明圏の祖国を創建しなければならない時が来ました。赤道を中心におき、南北に散在している太平洋圏の小さな島嶼国はもちろん、日本、台湾、フィリピン、インドネシア、ソロモン諸島、オーストラリア、ニュージーランドなど、すべての国家が、一つの国のように連合圏を広げ、人類の平和と安定を保障する環太平洋文明圏を守らなければなりません。日ごとに激しくなっていく環境破壊と戦争から、人類の未来の命綱であり生命線である海洋圏を保護して生かし、未来の平和のために本然の資源を守るべき責任が皆様にあるという意味です。
これまで八十年以上の間、私は初志を貫徹し、天の命に従って神様の創造理想である地上天国と天上天国、すなわち平和世界を築くために尽力してきました。地球星の津々浦々を数十回も巡りながら天のメッセージを広く伝えてきました。特別に二十一世紀に入る中で私は、天が人類に賜った最後の祝福であり警告である環太平洋圏を中心とする天の摂理的方向と人類の未来についてのメッセージを説き明かしてきたのです。平和世界を具現するには、ほかの方法があるわけではありません。人類の真の父母であられる神様の命に従い、世界を抱いてアベル国連を設立し、救援摂理を躍動的に推進、実践している私の教えに従わない限り、人類の未来は希望があリません。天がこの時代に私たちに下さった最後通牒のごときこのメッセージを胸深く刻印し、今後、皆様の人生の指標としてくださることを願うものです。